PCトルクアナライザーでは試験機のトレーサビリティ確立はどうすればよいですか。

PCトルクアナライザーは計測機でなく試験機として使用しているため、通常、ISO9000で要求されている「校正対象の計測器はトレーサビリティが確立されていること」という要求事項の対象外になります。 しかし、試験機のトルク校正作業を正確に行っていることを客観的に証明したいとのご希望がある場合、下記のご提案を行っています。

◆ 校正作業で使用する機器の証明書を発行する
トルクアナライザーは、下記2種類の機器を使用して校正作業を行います。従って、この機器が正確で校正作業を行う基準として正しい機器であるとの証明が必要になります。

  1. 校正のための錘(おもり)
    国家資格である計量士の証明書または軽量センターなど公的機関の発行する証明書を発行します。
  2. 直径10cmの円板
    直径10cmの円板に錘(おもり)をつるし、トルクセンサに負荷を懸けて校正作業を行うため、円板の直径が正確であることが必要です。円板の直径が正確であることの証明書は、校正証明書が発行されているノギスで計測を行い、その計測結果を証明書として発行します。

『PCトルクアナライザー』は試験機として利用されているため、ねじの品質に直接影響を与える使い方ではありません。しかし、過去のねじ締めトルク試験結果を、現在のねじ締めトルク結果と正確に比較するには、定期的に校正を行い、トルクアナライザーを常に信頼の置ける状態に維持することが大切です。ベクトリックスから発行する証明書は通常の場合、必要ありませんが、試験開始前15分以上電源を投入し、センサーの安定をはかると同時に、定期的な校正作業を行い、正しい使い方を行うことをお勧めします。

※これらの証明書は通常購入の場合、付属していませんので、 証明書が必要な場合の費用は別途となりますので、弊社営業部までご相談下さい。