測定機器の校正管理110番

測定器の校正とは?

校正とは、標準器を用いて測定機器が表示する値と標準器による真の値の関係を求めることです。
測定機器も長年使用していると「ズレ」が発生します。
定期的に校正を受けることで、測定機器は信頼性を確保することができます。
日常点検や月次点検と校正は異なります。
人間でいうと「健康診断」のようなもので、測定機器の現状把握ということになります。

校正の種類

大きく分類すると、校正作業はメーカーや専門業者に委託する「外部校正」と 標準器を使用して自社で行う「社内校正」があります。
外部委託すると、「校正証明書」・「検査成績書」・「トレーサビリティ体系図」といった 書類を発行する事で、その測定機器に不具合が無かったかどうかを証明してくれます。
社内校正は標準器を購入して、社内にて外部校正と同じことを行います。
一般的にスモールツール等は校正用ブロックゲージ等を購入して、周期的に複数ポイントのチェックを行い、不具合がないかチェックします。
これらの作業内容は長期間の記録保管が義務付けられています。

トレーサビリティ体系図

ISO等で要求される校正を満たすには、比較対象となる標準器が、国際・国家計量標準にトレーサブル(追跡可能)になっている必要があります。
トレーサビリティ体系図は、校正に用いた機器の校正経路を記載した書類です。

上位にさかのぼることで、どのような標準器を使って校正が行われたかを明らかにします。
最上位は国際・国家計量標準にたどり着くことが分かるように記載された書類です。
いわゆる、校正に対しての「お墨付き」と言えます。

一般的には、「校正検査表」「校正証明書」「トレーサビリティ体系図」の3点セットが校正で必要な書類と言われています。

  ※JCSSロゴ付の校正証明は3点セットは不要

【補足】

JCSSのロゴが入った証明書(NITE認定事業者)の方が認知度は高いですが、 ロゴが入っていなくても検査成績書や上位標準器の証明書があれば問題ない場合も少なくはありません。 国家標準は主に産業技術総合研究所(産総研)や特定のメーカー等が保有しています。

※JCSS(Japan Calibration Service System)※ NITE IAJAPAN(製品評価技術基盤機構)※国際MRA(相互承認協定I)認定事業者はILAC MRA 付き JCSSロゴが使用可

校正の現場に変化が起きている

ここ数年で、社内校正を行う会社が激増しています。

その理由は・・・

  • 測定機器メーカーが出張校正に来てくれなくなった
  • 外部委託すると納期と費用がかかる
  • 校正作業は意外とカンタン
ただし、社内校正を行うには手順書の作成や校正検査表等のフォーム作成、標準器の校正等も自社で行う事になるため、それなりの手間と時間は必要です。

校正の現場で困っている事。。。

  •  紙の台帳やExcelで測定機器の管理をしていると、回収漏れが発生してしまう
  • 有効期限が切れた測定器を見逃してしまう
  • お客様への資料提出に時間がかかってしまう
  • 効率化を図るために校正管理をシステム化したいが、費用とマンパワーが心配
  • 品質管理の仕事との兼任なので、時間が足りない

測定機器校正管理ソフトウェア QCプロCX

特徴

  • 操作がカンタン(テレメジャー対応)
  • データベースには信頼のMicrosoft SQL Serverを採用
  • 測定機器一覧では「使用中品」「未使用品」「不合格品」「廃却品」を色分けで一目瞭然
  • 校正基準を設けることで、同じ測定機器の登録が素早く行える
  • 各部署ごとに「回収指示書」をメールで発行して、未回収品をなくします
  • 検査成績表や過去に行った校正明細表も簡単に出力可能
  • 外部委託品も登録ができ、校正証明書等のひもづけが出来るので安心
  • 校正作業も「合格」「不合格」「注意(ギリギリ)」を自動判定
  • 色んな書類・ファイルとのリンクもできるので、ボタンひとつでいつでも確認作業が行える
  • 作業者(ログイン)ごとの機能制限でセキュリティも万全

<QCプロCX Server>の特徴

  • データベースの自動バックアップ機能(最大8回/日)…バックアップ作業を決まった時間に実行することができます。
  • 校正回収指示書のメール送信機能…指定メールアドレスまたは保管責任者宛てに、回収指示書をメールに添付して送信します。メール送信日および校正期間を自由に設定することができます。

<QCプロCX Manager>の特徴

  • QCプロCXのユーザー毎に各機能の使用制限をかけることができます。
  • QCプロCXの使用時にID・PASS入力を設定することができます。