ベクトリックス製品に関してお客様から寄せられるお問い合わせとその回答をまとめたQ&A集です。
QCプロEXは2021年11月末日をもちまして販売を終了しております。QCプロEXをご使用中のユーザー様のサポートにつきましては、Windows 10またはExcel 2019のMicrosoft社サポート終了まで継続致します。QCプロEX (37)
赤いランプが点灯している場合、受信機ではデータを受信していると考えられます。
受信機~パソコン~ソフトウェア間で設定などに問題がないか、以下の手順に従って原因を特定してください。
- トランスミッタに測定器を接続しなくても、Cボタンを押しながらDATAボタンを押すとキャンセル信号が送信されますので、受信機の受信ランプが点灯すれば電波を受信していることがわかります。
- 送信器の電池を確認します。(正常電圧は約3Vです。)
送信器の電池容量が少なくなると、受信機の赤いランプが点灯しても送信データがパソコンに入力されなくなります。
容量がさらに低下するとデータ送信時に「電力不足です」というメッセージが出ます。
↓ - USBポートに問題がないかどうか確認します。(受信機をUSBポートで接続している場合)
USBドライバがインストールされているかどうか確認してください。※DR-200U・DR-200miniの場合は付属のドライバをインストールしてから受信機を接続してください。
他のUSB接続製品(マウスなど)を接続しても動作しないようであれば、そのUSBポートに問題があるため、別のポートをご使用下さい。
↓ - パソコンのCOMポートの番号を確認します。
[コントロールパネル]の[デバイスマネージャ]からポート(COMとLPT)を開き、ポートを確認して下さい。
※デバイスマネージャーの表示方法はOSにより異なります。
QCプロEXの場合はExcelのメニューバーから[QCProEx]-[通信機器設定]を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れます。
QCプロの場合はメニューバーから[設定]-[通信機器設定]を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れます。
↓ - ソフトウェアの通信機器設定で選択している受信機の種類を確認します。(QCプロシリーズ使用時)
通信機器設定のプルダウンで、接続している受信機が正しく選択されているかを確認します。
例)DR-200U/Rをご使用の場合は”DR Series”です。
↓ - 有効ID範囲を確認します。(QCプロシリーズ使用時)
ソフトウェアがQCプロシリーズの場合、通信機器設定で[設定]ボタンを押して表示される有効ID範囲外のデータは受信しません。(デフォルトは0~99になっています。)
↓ - 送信器のID番号が正しく設定されているか確認します。
テレメジャーII 受信機「DR-200シリーズ」では付属ソフト「RecvMonitor」でパソコンへ出力されたデータを確認することができます。
QCプロシリーズをご使用の場合、通信モニタで受信内容が確認できます。ID番号は左から2・3桁目(Uの次)です。
↓ - ソフトウェアがQCプロEXの場合「取込開始になっているか?」「取込範囲指定は正しいか?」を確認します。
Excelの左上に「測定中」のダイアログが表示されているかどうかを確認します。
また、既に取込範囲が設定されている場合は、下図のようにExcelの名前ボックスから確認ができます。
「INTAKE01」のセルには「ID=1」のデータが入力されます。
下記フォルダに書込み権限を与えて下さい。(プロパティ→セキュリティ→Everyoneを追加してフルコントロールにする。)
[32bitOSの場合]C:ProgramFiles\Vectrix および C:\ProgramData\Vectrix
[64bitOSの場合]C:\Program Files (x86) \Vectrix および C:\ProgramData\Vectrix
※システム管理者がファイルの書込みなどに機能制限をかけている場合は、制限解除をしてもらってください。
「QCプロシリーズ」がサポートしている通信機器の種類は下記です。
- テレメジャーⅡ受信機(ベクトリックス㈱製)
・DR-200U/R/D
・DR-200mini - テレメジャー受信機
・DR-20、DR-30(ベクトリックス製:販売終了)
・μ-WAVEレシーバ02AZC740(ミツトヨ製:販売終了) - ミツトヨ製 U-Wave Receiver
- RS-232C出力付きのデジタル測定器
- SPP(Serial Port Profile) 型 Bluetooth 機器 ※QCプロEXは非対応
・DIGI TEK Inc製 DKA 101・DDM 101 等
QCプロシリーズはテレメジャーのために開発されたソフトウェアなので、テレメジャーには最も適していると言えます。従って、セットで導入していただくのがお勧めですが、内製ソフトでテレメジャーのデータを取り込んでいるユーザ様の例もあります。
QCプロEX・QCプロEX PlusはExcelにデータを取り込むことを目的としていますが、データベース管理を目的とする場合や、操作の簡単な専用ソフトをご希望の場合にはQCプロが最適です。
また、タブレットPCでのご使用や複数品番の同時検査など場合にはアプリケーションソフトQCプロMXが適しています。
ソフトウェアの選定につきましては弊社営業部までご相談ください。
ソフトウェア1本につき1ライセンス(1PC)ですので、インストールは1台のみでお願いします。
移設などの際にはパスワード再発行の申請を行ってください。
※複数ユーザー販売はしておりませんので、追加購入をお願い致します。
指定した取込範囲には「INTAKE○○」という範囲名が付けられます。Excelの数式タブから[名前の管理]をクリックするとダイアログが表示されますが、このとき参照範囲に実際に指定できる文字数が約230文字までとなります。
この範囲を超えて取込範囲を設定したい場合は、取込用のシートを別に作成し、Excel関数で印刷用のシートに数値が入るように設定する方法もあります。但し、QCプロEXをご使用の場合には関数の計算結果での合否判定はできません。(QCプロEX Plusは計算結果での判定も可能です。)
COMの設定が違っています。
[コントロールパネル]-[デバイスマネージャ]よりポート(COMとLPT)を開き、ポートを確認して下さい。※デバイスマネージャーの表示方法はOSにより異なります。
Excelのメニューバーの「QCProEx(M)」の「通信機器設定(T)」を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れた後、プルダウンから受信機を選択します。
※[Ctrl]キー押下による繰り返し回数は、Excelの機能による制限があります↓
指定した取込範囲には「INTAKE○○」という範囲名が付けられます。
Excelの数式タブから[名前の管理]をクリックするとダイアログが表示されますが、その参照範囲に実際に指定できる文字数が約230文字までとなります。
原因は1つではありませんが、主に参照先に関するのエラーだと思われます。
下記の報告事例を参考に対処をお願いします。
- Excelシート上の取込範囲が重複している → FAQの「QCプロEXの取込範囲を修正・削除したい」をご参照ください。
- マクロを作成後、参照先の名前や場所を変更した → マクロの参照先などを確認して修 正してください。
- シートに保護がかかっている → シートの保護を解除してください。
新しいパソコンにインストールしてソフトウェアを起動するとパスワード入力画面が現れます。
パスワードを入力しないと試用期間経過後に使用できなくなりますので、下記リンクよりパスワード再発行申請をお願いいたします。
Excel(2010~)のセキュリティ設定によっては「実行時エラー5」が表示され利用できない場合があります。
下記より手順書(PDF)をダウンロードしてセキュリティ内容を確認・変更してください。
↓
Excel セキュリティ設定方法
QCプロはデータベース型なので、豊富な検索機能をはじめ、ほとんどの操作が選択形式での操作で、初めての方でも操作が簡単です。データベースなので、蓄積されたデータを有効に活用できます。
<QCプロの特徴>
- 専用ソフトなのでパソコンに不慣れでも簡単に操作できる
- 長期間の大量なデータをコンパクトに保存
- 検索機能とのセットでトレーサビリティのしやすい管理ができる
- 参照登録機能を使えば初期登録も簡単で、測定準備がスピーディー
- 英語・中国語・韓国語の検査成績表にも瞬時に切り替えができる
- ヒストグラムやXbar管理図等も瞬時に作成(オプション)
- パトライト対応(オプション)
QCプロEXは測定データをエクセルシートに直接取り込むためのソフトウェアです。
エクセルアドインソフトなので、エクセルで作成した帳票であればそのまま使用が可能です。
これまで使用していた帳票のセルにID番号を割り付けることで、
取り込むセルを指定できますので、過去の帳票も有効に活用していただけます。
但し、テレメジャーなどで測定データをエクセルシートに取り込むことに特化したソフトウェアですので、テレメジャーなしでのご使用はあまり意味がありません。
<QCプロEXの特徴>
- エクセルを使用するので操作が簡単
- 音と画面の自動判定で、合否が瞬時に確認できる
- 全てのテレメジャー受信機に対応
QCプロEXが、測定器からPCへのデータ取り込みを主な目的としているのに対して、QCプロは蓄積したデータを有効活用することを主な目的としています。
※多数のクライアント接続したり、クライアントごとに機能制限をする場合などはQCプロCS がお勧めです。
QCプロEXはデータを受信すると、設定されたID番号の取込み順に空いているセルを探し、
そのセルにカーソルが移動して入力される仕様になっています。
データを受信するまで次のデータのID番号が分からないので
入力予定の位置にカーソルを自動的に移動させることはできません。
QCプロEXのアドイン登録操作中に「次の非表示モジュール内でコンパイル エラーが発生しました」というエラーメッセージが出る場合、ご使用のExcelが64bit版の可能性があります。
QCプロEX Ver.4はExcel 32bit版のみの対応となっておりますので、Excelが64bit版になっている場合は32bit版で再インストールしてください。
→「Officeのインストールで64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する」(外部サイト)
※OS (Windows)の64bit版には対応しております。
Excel 32bit版/64bit版のご確認方法
※Microsoft Office 2019よりインストール時のデフォルト設定が64bit版になっています。
- Excel2013またはExcel2016、2019を起動します。
- 「ファイル」タグを押して、表示されたダイアログ左側のリストより「アカウント」を選択します。
- 表示された右側画面より「Microsoft Excelのバージョン情報」横の「?」をクリックします。
- 「Microsoft Excelのバージョン情報」ダイアログが表示されます。先頭行の内容をご参照ください。
32bit版:「Microsoft Excel2013 xxxx.xxxx.xxxx 32ビット」と表示されます。
64bit版:「Microsoft Excel2013 xxxx.xxxx.xxxx 64ビット」と表示されます。
(xxxx は詳細バージョン番号)
■Excel2010の場合
- Excel2010を起動します。
- 「ファイル」タグを押して、表示されたダイアログ左側のリストより「ヘルプ」を選択します。
- 表示された右側画面より「Microsoft Excelのバージョン情報」欄下の内容を確認します。
32bit版:「14.0.xxxx.xxxx(32ビット)」と表示されます。
64bit版:「14.0.xxxx.xxxx(64ビット)」と表示されます。(xxxx は詳細バージョン番号)
Excel 32bit版/64bit版のご確認方法
■Excel2013/2016/2019の場合
※Microsoft Office 2019よりインストール時のデフォルト設定が64bit版になっています。
- Excel2013またはExcel2016、2019を起動します。
- 「ファイル」タグを押して、表示されたダイアログ左側のリストより「アカウント」を選択します。
- 表示された右側画面より「Microsoft Excelのバージョン情報」横の「?」をクリックします。
- 「Microsoft Excelのバージョン情報」ダイアログが表示されます。先頭行の内容をご参照ください。
32bit版:「Microsoft Excel2013 xxxx.xxxx.xxxx 32ビット」と表示されます。
64bit版:「Microsoft Excel2013 xxxx.xxxx.xxxx 64ビット」と表示されます。
(xxxx は詳細バージョン番号)
■Excel2010の場合
- Excel2010を起動します。
- 「ファイル」タグを押して、表示されたダイアログ左側のリストより「ヘルプ」を選択します。
- 表示された右側画面より「Microsoft Excelのバージョン情報」欄下の内容を確認します。
32bit版:「14.0.xxxx.xxxx(32ビット)」と表示されます。
64bit版:「14.0.xxxx.xxxx(64ビット)」と表示されます。(xxxx は詳細バージョン番号)
必須ではありませんが、アップデートのご提供や問題が発生した時の対応等、安心してご使用いただくために1年毎に更新していただくことを推奨いたします。