ベクトリックス製品に関してお客様から寄せられるお問い合わせとその回答をまとめたQ&A集です。
QCプロEX Plus (20)
【取込範囲の変更】
すでに設定されているID番号で取込範囲を再設定すると、再設定された範囲がそのIDに対応する新たな取込範囲に変更されます。
【取込範囲の削除】
Exelのメニューから[数式]タブを選択し、[名前の管理]をクリックすると、定義された名前のリストが表示されます。削除したい名前(取込範囲)を選択して[削除(D)]ボタンを押します。
Excelファイルのシート名が『検査表』『判定条件』『判定箇所』となっていることを確認してください。
シート名が正しい場合、判定条件が正しく記入されているか下記をチェックして下さい。
- 判定箇所シートの取込範囲にセルに、判定条件を設定した「箇所番号」を入れているか?
- 判定条件を測定精度から下の公差まで全て埋めているか?
※設定方法の詳細は取扱説明書「判定条件の設定」でご確認下さい。
Excelで作成した帳票であれば、そのまま使用可能です。
これまで使用していた帳票のセルにID番号を割り付けることで、取り込むセルを指定できますので、過去の帳票も有効に活用していただけます。
赤いランプが点灯している場合、受信機ではデータを受信していると考えられます。
受信機~パソコン~ソフトウェア間で設定などに問題がないか、以下の手順に従って原因を特定してください。
- トランスミッタに測定器を接続しなくても、Cボタンを押しながらDATAボタンを押すとキャンセル信号が送信されますので、受信機の受信ランプが点灯すれば電波を受信していることがわかります。
- 送信器の電池を確認します。(正常電圧は約3Vです。)
送信器の電池容量が少なくなると、受信機の赤いランプが点灯しても送信データがパソコンに入力されなくなります。
容量がさらに低下するとデータ送信時に「電力不足です」というメッセージが出ます。
↓ - USBポートに問題がないかどうか確認します。(受信機をUSBポートで接続している場合)
USBドライバがインストールされているかどうか確認してください。※DR-200U・DR-200miniの場合は付属のドライバをインストールしてから受信機を接続してください。
他のUSB接続製品(マウスなど)を接続しても動作しないようであれば、そのUSBポートに問題があるため、別のポートをご使用下さい。
↓ - パソコンのCOMポートの番号を確認します。
[コントロールパネル]の[デバイスマネージャ]からポート(COMとLPT)を開き、ポートを確認して下さい。
※デバイスマネージャーの表示方法はOSにより異なります。
QCプロEXの場合はExcelのメニューバーから[QCProEx]-[通信機器設定]を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れます。
QCプロの場合はメニューバーから[設定]-[通信機器設定]を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れます。
↓ - ソフトウェアの通信機器設定で選択している受信機の種類を確認します。(QCプロシリーズ使用時)
通信機器設定のプルダウンで、接続している受信機が正しく選択されているかを確認します。
例)DR-200U/Rをご使用の場合は”DR Series”です。
↓ - 有効ID範囲を確認します。(QCプロシリーズ使用時)
ソフトウェアがQCプロシリーズの場合、通信機器設定で[設定]ボタンを押して表示される有効ID範囲外のデータは受信しません。(デフォルトは0~99になっています。)
↓ - 送信器のID番号が正しく設定されているか確認します。
テレメジャーII 受信機「DR-200シリーズ」では付属ソフト「RecvMonitor」でパソコンへ出力されたデータを確認することができます。
QCプロシリーズをご使用の場合、通信モニタで受信内容が確認できます。ID番号は左から2・3桁目(Uの次)です。
↓ - ソフトウェアがQCプロEXの場合「取込開始になっているか?」「取込範囲指定は正しいか?」を確認します。
Excelの左上に「測定中」のダイアログが表示されているかどうかを確認します。
また、既に取込範囲が設定されている場合は、下図のようにExcelの名前ボックスから確認ができます。
「INTAKE01」のセルには「ID=1」のデータが入力されます。
インストールフォルダ(通常はProgramFiles\Vectrix)に書込み権限を与えて下さい。
※プロパティ→セキュリティ→Everyoneを追加してフルコントロールにする。
また、システム管理者がファイルの書込みなどに機能制限をかけている場合は、制限解除をしてもらってください。
あらかじめ公差などを設定することでパソコンの音と赤文字で合否判定ができます。
またIDごとに判定音の設定もできます。
判定条件で「基準値と公差の数値が精度に合っているか?」「下の公差にマイナスが付いているか?」をご確認下さい。
判定条件の変更はメニューの「判定条件」から行って下さい。
QCプロEX Plusのインストール環境は製品情報の動作環境と制限事項でご確認お願い致します。
「QCプロシリーズ」がサポートしている通信機器の種類は下記です。
- テレメジャーⅡ受信機(ベクトリックス㈱製)
・DR-200U/R/D
・DR-200mini - テレメジャー受信機
・DR-20、DR-30(ベクトリックス製:販売終了)
・μ-WAVEレシーバ02AZC740(ミツトヨ製:販売終了) - ミツトヨ製 U-Wave Receiver
- RS-232C出力付きのデジタル測定器
QCプロシリーズはテレメジャーのために開発されたソフトウェアなので、テレメジャーには最も適していると言えます。従って、セットで導入していただくのがお勧めですが、内製ソフトでテレメジャーのデータを取り込んでいるユーザ様の例もあります。
QCプロEX・QCプロEX PlusはExcelにデータを取り込むことを目的としていますが、データベース管理を目的とする場合や、操作の簡単な専用ソフトをご希望の場合にはQCプロが最適です。
また、タブレットPCでのご使用や複数品番の同時検査など場合にはアプリケーションソフトQCプロMXが適しています。
ソフトウェアの選定につきましては弊社営業部までご相談ください。
ソフトウェア1本につき1ライセンス(1PC)ですので、インストールは1台のみでお願いします。
移設などの際にはパスワード再発行の申請を行ってください。
※複数ユーザー販売はしておりませんので、追加購入をお願い致します。
一度設定して保存すれば、ファイルに記憶されますので変更をかけなければ毎回の設定は必要ありません。
指定した取込範囲には「INTAKE○○」という範囲名が付けられます。Excelの数式タブから[名前の管理]をクリックするとダイアログが表示されますが、このとき参照範囲に実際に指定できる文字数が約230文字までとなります。
この範囲を超えて取込範囲を設定したい場合は、取込用のシートを別に作成し、Excel関数で印刷用のシートに数値が入るように設定する方法もあります。但し、関数で入力した場合は合否判定はできません。
COMの設定が違っています。
[コントロールパネル]-[デバイスマネージャ]よりポート(COMとLPT)を開き、ポートを確認して下さい。※デバイスマネージャーの表示方法はOSにより異なります。
Excelのメニューバーの「QCProEx(M)」の「通信機器設定(T)」を選択し、確認しておいたCOM番号にチェックを入れた後、プルダウンから受信機を選択します。
※[Ctrl]キー押下による繰り返し回数は、Excelの機能による制限があります↓
指定した取込範囲には「INTAKE○○」という範囲名が付けられます。
Excelの数式タブから[名前の管理]をクリックするとダイアログが表示されますが、その参照範囲に実際に指定できる文字数が約230文字までとなります。
新しいパソコンにインストールしてソフトウェアを起動するとパスワード入力画面が現れます。
パスワードを入力しないと試用期間経過後に使用できなくなりますので、下記リンクよりパスワード再発行申請をお願いいたします。
メニューの「判定音設定」で、オリジナルのWAVファイルを選択します。
※WAV形式以外は対応していません。
QCプロEXはデータを受信すると、設定されたID番号の取込み順に空いているセルを探し、
そのセルにカーソルが移動して入力される仕様になっています。
データを受信するまで次のデータのID番号が分からないので
入力予定の位置にカーソルを自動的に移動させることはできません。